一般的に借入資格・借入限度額は各銀行によってまちまちですが、ここではどのような計算で金額を出しているのか記載しました。

お借入時の年齢が満20歳以上満66歳未満の方で、最終ご返済時の年齢が満80歳未満の方(りそな銀行) りそな銀行の場合は最終返済年齢が満80歳未満の方ですが銀行によっては満75歳未満のところも多くあります。
前年の税込年収が100万円以上の方(りそな銀行) 一般的には年収200万円以上になります。銀行によってはレディースローンもあります。
給与所得者の場合は、勤続年数1年以上の方、給与所得者以外の場合は、勤続または営業年数が3年以上の方(りそな銀行) 一般的には勤続3年以上です。又勤続1年未満の方でも職種や転職理由によっては取り扱ってくれる銀行もあります。
団体信用生命保険に加入できる方(りそな銀行) ほとんどの銀行が団体信用生命保険の加入を条件としています。
日本国籍又は外国人の場合は滞在資格のある方 外国人の方は永住権の資格になります。
借入資格又は条件

実際には限度額いっぱいまでお借入する方も少ないです。毎月の支払い額を考えながら決めていきます。

借入限度額
年収 返済比率
300万円未満 25%
300万円以上400万円未満 30%
400万円以上500万円未満 35%
500万円以上 40%

年収からみる返済比率

例Aさん27歳)年収290万円の方は 290万円×25%=72.5万円が年間返済額の限度額になります。毎月の額にすると60,416円になります。毎月8万円くらいは支払い可能ですよ。と言ってもこの返済比率で出た60,416円が上限になります。(銀行はそれ以上の金額は貸してくれません。)

年収とは前年の源泉徴収の額になります。

最初にこの返済比率を計算します。

算定利率による計算

これは毎月の返済額を借入年数と金利によって計算します。3.5%の銀行や4%で計算する銀行や長期の固定金利で計算したりと各銀行によって違います。

例Bさん50歳)年収480万円の方は 480万円×35%=168万円が年間返済額の限度額になります。毎月の額にすると14万円になります。

ここでは3.5%で計算してみます。返済最終年齢を75歳として

(例Aさんの場合)

最長の35年ローンが組めますので1460万円が限度額になります。

Aさんが50歳だったら25年ローンしか組めませんので1205万円が限度額になります。

(例Bさんの場合)

25年ローンになりますので2790万円が限度額になります。

Bさんが27歳だったら最長35年ローンが組めますので3380万円が限度額になります。

借入年数 35 34 33 32 31 30 29 28 27
係数 414 420 427 434 441 450 458 468 478
借入年数 26 25 24 23 22 21 20 19 18
係数 489 501 514 529 544 561 580 602 625
借入年数 17 16 15 14 13 12 11 10
係数 652 681 715 754 799 852 914 989 1081

係数は金利3.5%で10万円を借入した時毎月の返済額になります。単位(円)

借入限度額の計算

ご年収

×

返済比率

÷

12

×

100000

借入限度額

÷

係数

468

÷

2003万円

100000

×

12

÷

30%

×

375万円

年齢が47歳の例(年収375万円・ローン期間は28年)

年齢が52歳の例(年収770万円・ローン期間は23年)

529

÷

4851万円

100000

×

12

÷

40%

×

770万円

仮に定年65歳までに支払いを済ませたいとして13年のローンを希望の場合は

799

÷

3212万円

100000

×

12

÷

40%

×

770万円

3212万円までしか借入出来ないことになります。

ここでは3.5%の金利で考えていますが、4%の金利で計算すると借入限度額は下がります。目安としてお考え頂ければと思います。又金利が4%の場合は100万円弱借入限度額が低くなります。その他個別の条件などで100万円〜200万円は借入額の差が出てきます。

4%の金利計算ですと3117万円  その差約100万円

自己資金について

一般的には2割必要とされておりますが最近では自己資金0円でも可能という広告も見ます。その中身を次のページで説明いたします。

物件価格の2割あれば十分です。


住宅ローン借入限度額