(例)横浜のMさんの場合
平成17年現在、住宅ローンの金利は非常に低くなってきています。各銀行いろいろな商品を用意しています。キャンペーン金利・優遇措置、1%以下の金利商品もある時代です。この時代に利用する(住宅を購入する)のに一番良いのではないかと思います。今後金利が数%上昇するだけで毎月のお支払いが数万円上がってしまうのはもちろんのこと、ここでは元金の減り方と返済総額などを例を上げて記載致します。参考にして下さい。(金利がまだまだ下がると思っていらっしゃる方も)
平成17年度 横浜市内に新築一戸建を購入!!
土地 40坪
建物 27坪
住宅ローン 2,950万円 35年返済 金利1.175%
金利は35年間変わらないものとして計算しました。(実際には35年の間には上がり下がりがあります。)もし金利4%の時代に購入していたらということで4%でのお支払い総額もみてください。
金利 | 元金 | 利息 | 総支払い額 |
---|---|---|---|
金利1.175% | 29,500,000円 | 6,494,778円 | 35,994,778円 |
金利4.000% | 29,500,000円 | 25,359,790円 | 54,859,790円 |
その差 18,865,012円
金利が違うとお支払い総額はかなり違います。
★ | 元金 | 利息 | ||
---|---|---|---|---|
金利1.175% | 金利4.000% | 金利1.175% | 金利4.000% | |
1年後 | 28,814,519円(685,481円) | 29,105,395円(394,605円) | 6,151,837円(342,941円) | 24,186,972円(1,172,818円) |
5年後 | 25,990,653円 | 27,359,523円 | 4,862,014円 | 19,663,153円 |
10年後 | 22,269,063円 | 24,746,009円 | 3,441,493円 | 14,439,556円 |
15年後 | 18,322,397円 | 21,554,915円 | 2,246,052円 | 9,793,535円 |
20年後 | 14,137,028円 | 17,658,603円 | 1,289,304円 | 5,852,736円 |
25年後 | 9,698,535円 | 12,901,218円 | 585,686円 | 2,773,009円 |
30年後 | 4,991,604円 | 7,092,466円 | 150,507円 | 774,647円 |
ポイントは金利が低いと元金の減り具合が早いということです。下の表を見て下さい。
金利1.175%の方は5年ごとに350万円-372万円-394万円-418万円-443万円-470万円と元金が減っていきます。
金利4.000%の方は5年ごとに214万円-261万円-319万円-389万円-475万円-580万円と元金が減っていきます。
★金利の低い方がお支払いの初め1年目〜すでに元金と利息の返済割合が元金の方が高いという点に着目して下さい。
★さらに1年目はこのようなお支払いになります。
金利1.175%の1年目の元金と利息の割合は 元金 685,481円 利息 342,941円 総額 1,028,422円
金利4.000%の1年目の元金と利息の割合は 元金 394,605円 利息 1,172,818円 総額 1,567,423円
金利が低いと利息は元金の約1/2ですみます。高いと3倍以上の利息を払わなければならなくなってしまいます。
10年目の元金と利息の比率はどうでしょう?
金利4.000%の10年目の元金と利息の割合は 元金 565,260円 利息 1,002,162円 総額 1,567,423円
金利1.175%の10年目の元金と利息の割合は 元金 761,903円 利息 266,519円 総額 1,028,422円
金利が低いと利息は元金の約1/3までなってます。高い方はというと、まだ2倍位の利息を払わなければならないです。
4%の金利では18年目に元金と利息の割合が同じくらいになります。
毎月 85,701円のお支払い 年間 1,028,412円
(金利1.175%は年間1,028,422円のお支払い、金利4.000%は年間1,567,423円のお支払いです。)
金利1.175%は 元金57,123円+利息28,578円= 85,701円
金利4.000%は 元金32,884円+利息97,734円=130,618円
結論として毎月の返済額は44,917円も増えているにもかかわらず、元金は24,239円減っています。その差は69,156円にもなってしまいます。利息の差そのものこれが金利の上昇分です。
今から貯蓄をするのも良いと思いますが金利の上昇によって無くなってしまうのと同じではないでしょうか?仮に7万円を毎月貯金して5年後に420万円貯めたとしても4%の金利になっていた場合は利息に変わってしまいます。200万円貯蓄した場合は2%台後半の金利なった場合も同じです。今の時期に親からでも身内でも借金してさらに住宅ローンを組んで住宅購入された方が得ではないでしょうか?